日本の若者に対する価値観
こんにちは、kazutreeです。
とつぜんですが、みなさんは日本社会から見た日本の若者に対する価値観って、どんなんだと思いますか?
僕は、特に今の40代以上の大人から見たそれは、非常に固定観念にしばられたものだと思います。
「大学を出たら、二十代のうちに”しっかりとした職”についてなきゃだよ~」
とか、
「いつまでも親に心配かけてちゃいけないよ!」とか。
高齢者や団塊の世代が多数派となる社会ゆえこういう意見を頻繁に聞くと、ほんと、息苦しくなります。
今日、久々に大学時代にバイトしていたあるカフェに行きました。
というのも、お世話になったそのカフェの店長に、最近の近況報告をしたかったからです。
ドイツの大学を目指していることを伝えたかったので、それを伝えると、
「kazuくん、なんでもいいけどさ、お母さんは何て言ってるの?もう25歳になるんだから、はやくお母さんを安心させてあげなよ。kazuくんの周りの人たちも、もうしっかりと働いてるでしょう?いつまでもプラプラしてたらだめだよ」
ということを言われました。
店長が言いたいことはわかりました。勿論店長の場合は自分の経験から語っていると思うので、そこまでの理解はできませんが、ある程度はわかります。一度決めたらある程度はそこにいろっていうのも咀嚼できます。
これはこの社会の大多数の大人がだいたい言うことです。
「もう○○なんだからしっかりしなきゃ」とかそういうことです。
そしてこれはこんなふうに言いかえることができます。
”もう社会人なんだから、とりあえずは定職に就いて数年は嫌でもそこにいなければ”
、と。
勿論、大人には労働の義務がありますし、それによって税金を納めたりという義務があるため、働かなければならないということはわかります。
でも、もう一回学校に行くこととか、違う進路を取るっていうことって、そんなに道から逸れることなのかなって、思います。
それとか、そういうある固定観念化された、”道から逸れている”っていうとらえ方しかされないのかなって、ちょっと悲しく思います。もっと広い視野でとらえてくれてもいいのに、って。
僕がもう一度学校に行くことを決めたのは、自分の知りたい分野があり、自分の就きたい職種が改めて絞られたからです。
自己分析をしたりして自分の趣向や性質を時間をかけて再発見して、自分の将来の方向性を検討し、その手段として留学を考えているからです。
今はまだその大学の募集も始まっていない時期なので応募もしておらず、何もなされていない段階ですが、それでも自分の決めた目標に向かって前進しようとしているつもりです。
一度仕事を決めたら、それをある程度継続しなければ、という意見に反対しているわけではありません。その人がしっかりと覚悟を決めた上で目標を立て、それに向かうプロセスであるならその継続は良い継続だと思います。
しかし、一般的に就職活動をした人は全員、自分のほんとうにやりたいことをやれている人たちでしょうか?自分を正しく把握して、社会情勢を鑑み、複数の会社を吟味して、そうした結果選べている人たちでしょうか?
ぼくは必ずしもそうではないと思います。
いろいろな道の過程で、誰かの意見に影響されたり、うまく言いくるめられたり、金銭的な問題があったり、自分を見失っている時期に就職しなければならなかったり・・・
そういう理由で、本来取りたかった道を思うように取れなかった人たちって、結構いると思います。
でも、僕は前の会社を退職する前から、日々自分の人生について悩み考え、退職後数か月経ってようやく自分の進路を見定めることができました。自分はそれでも今後の進路に関してはある程度の柔軟さは保ちたいとは思っていますが、決めることは自分の意思できちんと決めました。
そんな自分の勢いに今日、水をさすような言葉を言われたのは、少しショックでした。
でも、他人は他人。自分は自分。
ひとにどう言われようが、自分で決めた道を進みたいと思います。
そして、時間がかかっても、将来ちゃんとその夢を実現できた自分の姿を持って、改めて店長の前に現れてやりたいと思います(笑)いや、でもほんとにそうすることで、自分はここまでやれたんだよっていうのを見せて、店長を安心させたいという思いもあります。
このカフェの店長に限らず、家族や前の会社で出会った人、他のバイト先でお世話になった人にもそうしたいと思います。
あーーーー、そう考えるとドイツ語勉強したくてウズウズしてきた!!
ではまた^^